ランニングのすゝめ

2023年冬、たまたま観ていたNAHAマラソンの中継。
沿道にはたくさんの人が立ち、ジョガーに多くの声援と補給を行っていた。
走ることをエンジョイしているジョガーたち。
この大会に出てみたい。
参加してどんな景色なのかこの目で確かめたい。
あの中で戦ってみたい。

以前はロードバイクの大会に何度か出場していた。
だがお金がかかりすぎていたのと転職が重なり続けられなくなった。
ロードバイクを売り払い、仕事に専念して数年。
もうこれから先、運動はしないのかもなと漠然と思っていた。

レースに出るというのは楽しいもので、レースでしか出せない力がある。
レースにでなきゃもったいない。
他のスポーツで言えば大会や試合にでなきゃ面白くない。
これはどんなことにも当てはまるんじゃないかと思っている。

なにかをやるのなら、競い戦う舞台に上がるべきだ。

そこで勝つか負けるかじゃない。
おなじジャンルで戦うものたちを相手にしてようやくわかる事がある。
競うことで、戦うことでしか得られないものがある。
先述の『レースでしか出せない力』に気づくこともそうだ。
もう一度、戦うことでなにかを得たい。
だからわたしはNAHAマラソンを次の戦いの舞台に決めた。

おひとりさまが主体のわたしにとって、地味に走り続けるランニングに抵抗はなかった。
走っている間は常になにかを考えながら過ごしている。
日々の悩みを解消する時間にあてることが多い。
悩みを解決する方法を思いつくこともあれば、モヤモヤした気持ちを晴らすこともできる。
なんともさまざまな効果があって素晴らしい。
ランニングの良い効果を数点あげておこう。

1.運動をはじめることで力がつく
2.気持ちが晴れる(練習後のまどろみの時間も最高だ)
3.意外と近くに仲間がいることに気づく

体と心に良い効果をあたえ、さらに新たな出会いを生むこともある。
職場や得意先はたまた学校やなにかの集まりなどでランニングをしてる人を探すといい。
わりとすぐに見つかるはずだ。
シンプルなスポーツなので話もすぐに合うと思う。
仲間ができると練習にも身が入りだす。
闘争心や向上心が高まるのだ。
そして本番でも仲間の力が大きく作用する。

あらためて感じることがある。
どんなことでもスリーステップ、だということだ。
はじめる→つづける→つながる。これだ。
なにかをはじめて、それをつづけて、つながっていく。
なにかをはじめることは容易でないこともあるが、まずは踏み出してみることが大事だ。

わたしはランニングをはじめて、それを続けて3年目だ。
さまざま失敗もあったけど続けることができた。
仲間もできた。仲間と一緒にレースに出ることもできた。
不思議と年齢を感じてやめようと思うことはない。
むしろまだまだ伸びしろがあると思うってしまうぐらいだ。
いつか走れなくなる日が来るまで続けられる気がする。
人生において、なくてはならないものを見つけられたのはとてもうれしい。

戦闘機が空を飛んでいくのを見た。
かっこいい。
そう思うと同時にこう思った。
あんな人生もあるんだな。
すぐ近くに自分では計り知れない人生を送っている人がいる。
すごい人は目立っちゃうからすぐに目についちゃう。
そしてこう思うんだ、うらやましいなって。
わたしも望めば空を飛べたかもしれない。
望めばなれたかもしれない人生。

でも望まなかった。
違うステージで戦いたいと思ったからだ。
でも残念ながらいくつも自分が望んだステージで打ちのめされてきた。
戦闘機乗りのように他人から見てかっこいい人生を送れてるわけじゃない。
他人から憧れを抱いてもらえるものには届いてない。

でもわたしはあきらめない。
さきほどのスリーステップをひたすら繰り返す。
はじめる、つづける、つながる。
それを日々忘れないためにも走り続ける。
誰しもがスリーステップで多くの目標を達成できるはずなのだ。
だからわたしはランニングをすすめる。走り出せ。
走ることができる体の状態なら走り出すのだ。
スリーステップをくりかえしたその先に、必ずあなたの望んだ未来があるはずだから。

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