3 作品
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駅で肩を押された夕方、怒りを力に変えようとして気づく。押されない人たちは押し返す訓練をしていない。彼らの背中の周りには、押すとこちらが崩れそうな密度が、うっすらある。
不義をポイントに変えて鉄槌を下ろし続けるための、私だけの帳簿。けれどノートが厚くなるほど、点数化された怒りのほうが、私のまなざしを少しずつ調整しはじめる。
車の列の中で、変わらない他人に腹を立てていたはずなのに、気がつくと自分も少しも進んでいなかった。